リフォームのことを考えてお住まいを建てるのがベスト

長期的視点での計画があれば慌てない

「やっと完成した念願のマイホームに引っ越して数ヶ月。荷物も片付いてきたし、新しい住まいにも慣れてきたし、幸せの真っ最中」という中でも次のメンテナンスへの意識を持つくらいが理想です。そして、次のメンテナンスは新築6年目以降、10年目くらいにやってきます。「建ててたった6年目でもうメンテナンス時期?」という方も多いでしょう。実はこれ、ハウスメーカーのからくりがあるのです。

モデルルームを訪れたことがあるでしょうか。実は家って外より中にお金がかけられているのです。外壁に安い塗料を塗ろうが、高い塗料を塗ろうが、新しいうちは見た目に差がありません。差が出てくるのは年月を経てからです。この安い塗料の耐用年数が7~8年なので、6年目以降という時期があるのです。

 

短期的な視点での計画 ~焦らずにじっくりと業者と相談を~お住まいリフォーム中

6年目以降を過ぎてしまい、最初のページのような病状が出ている場合はすぐにでも塗り替え等のメンテナンスをしたいと思いますが、焦らないでください。雨漏り等、緊急性がない場合は数週間や数か月先に延ばしても、特に支障はありません。急激に劣化が進むということもありませんので、ご安心ください(この間に台風や地震に遭遇してしまった場合、話は別になってしまいますが)。焦らないでに下の3つのことに時間をかけるようにしてください。自分の要望をしっかりと伝え、業者の提案をよく聞き、じっくりと時間をかけて考えることが大事です。

1.業者への点検・相談、見積りの依頼

業者の方にも予定と都合があります。依頼しても、すぐに来てくれるとは限りませんし、強風や雨の強い時は危険なので外周りを点検できないこともあります。まずは数社に問い合わせてみましょう。

2.建物調査と診断

一緒に立ち会い、どこがどうなっているのか具体的な説明を受けましょう。
例えば、街の外壁塗装やさんでは、点検時にお客様にわかりやすいように写真を撮り、劣化症状や必要な工事を提案してくれます。このような業者に頼むことがおすすめです。

また、数社に点検と見積もりを依頼している場合はそれぞれりが点検にかける時間を計測しておいてください。書面でのチェックリスト提出の他、屋根等の見えない・見えにくい部分をしっかり撮影して見せくれる業者が基本です。

3.見積りの比較

数社から見積りを取り、それを比較します。同じ工事で、同じ材料を使った見積書を作ってもらうと、比較がしやすいです。前述の点検時にかけた時間なども考慮して業者を選びます。